Hiroki Ozawa’s blog

シナリオライター小沢裕樹のブログです。

長峰山に打ち負かされる

2019年7月15日

今日も摩耶山を登ろうと思い立ち正午に家を出発。

前回は杣谷道→穂高湖→掬星台というルートでした。今回は山寺尾根に初挑戦するつもりだったのですが、いろいろ調べているうちに長峰山を通るルートがあると知ったので、そっちへ挑戦することに。この決断が後々の悲劇に繋がる…。

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【都賀川】

某サイトさんを参考にしつつ、長峰山登山口を目指して北上。灘に引っ越してきて驚いたのがこの都賀川。ここまで(憩いの場として)整備された川があるのか、と。中流にある六甲川と杣谷川が合流する地点まで、海からかなりの距離に渡って遊歩道や川遊びの場が造られています。

垂水に住んでいた頃は地元を流れる福田川に沿ってよくウォーキングしていました。福田川はやたらと鯉が多く、ウシガエルやクサガメ、巨大なスッポンを見たこともあります。釣ったことはないですがウナギもいるそうで。

都賀川はパッと見て、鯉や亀はいそうにないですね。流れが速過ぎるか。毎年、鮎の遡上はあるそうです。

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【六甲川】

六甲川に沿ってさらに北上。実は先週、この道はウォーキングで通りました。長峰山登山口へ行くのは初めてですが、もしかしてと思っていたら…。

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篠原伯野山町のさい果て。ああ…ウォーキングで来たことある。冗談みたいな激坂が続き、すでに十分、登山だという。このすぐ奥が長峰山登山口だったのか。

ここで問題発生。登山口らしき場所に「私有地・立ち入り禁止」の文字。「あれ?」と思って、参考サイトを見ながら周辺をウロウロ。参考サイトが数年前のものなので、ちょっと地図も違っている。

やがて写真左建物の、南側の路地の奥に登山口を発見。目印テープが巻かれている。が、立ち入り禁止のロープも…。思いきり斜面が崩落していました。登られへんやないかーい。

仕方なく参考サイトを見て別の登山口へ向かうことに。

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【大月大橋から撮影】

大月台。六甲ケーブルのすぐ近くです。ちょっと住宅街で迷いつつ、もうひとつの長峰山登山口に到着。

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【長峰山登山口】

え…めっちゃ草ボーボーなんですけど。「大丈夫なのか?」といきなり不安になりましたが、すでに家を出てから2時間も歩いている。今さら引き返せない。

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草ボーボーの登山口を抜けたら、普通の登山道が。やや安堵しつつ登ります。

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篠原伯野山町にある登山口との合流地点。フェンスに貼られているのは「イノシシにエサをやるな」の看板。

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…ヤバい。まだ10分ぐらいしか歩いていないのに、もう道が見えない。とにかく草と葉っぱだらけ、どこに道があるのかまったくわからない…。登った人のレポを見た限りだと、割と普通の登山道に思えたんですが。

どうにか道を見定め、草をかき分けて奥に進む。そして、やっと整備された登山道がはじまったと思ったのもつかの間…。30分も歩いたら、登山道はほぼ消滅。ここで引き返せば良かったのですが、登山経験が浅い私は完全に山をナメていました。

 

昔は中央区に住んでいたので、摩耶山はそれこそ子供時代に何十回と登っています。今年、引っ越してきてからも、青谷道、上野道、杣谷道は登りました。

「長峰山は摩耶山とは違うんだろう、あまり登山道の整備ができていないんだな」ぐらいの軽い気持ちで強引に続行。たまに木に巻いてあるテープの目印を頼りに、それっぽい斜面を登ります。しかし、どんどん状況は悪化。草木や倒木に行く手を阻まれ、登山道も完全に見失ってしまう。(途中からほぼわからなくなっていましたが)

そのうちまともな道に出るだろう、なんてたかを括っていたのですが、そんなアホな私でも「これ以上進んだらヤバそうだな…」とようやく気づきました。あきらめて引き揚げることに。ところが…。

「あれ?」

帰り道がわからん…。そりゃあそうですよね、強引にひたすら斜面を登って来たんですから。ちょっと怖くなりましたが、それでもせいぜい30分ぐらいしか登ってないし、街は見えているし、車の音も聞こえるし…と、自分を元気づけて下山を開始します。

ここからが大変でした。本当に道がわからない。怖いですね、いざ下りようと思ったら、どこを通って来たのかまったくわからない。景色なんて全部同じです。まともな道を見つけられないので、濡れた斜面で何度も転びそうになる。服は上下ともドロドロ、顔は蜘蛛の巣まみれ。蔦が引っかかって、足がもつれる…。

この歳でこんなうかつな登山をして、万が一怪我でもして、人様に迷惑をかけるような事態になったら……いやいや、駄目だ、あり得ない。

気持ちを落ち着かせ、とにかく安全そうな場所を選んで歩きます。結果、登ったり下ったりの繰り返しで、なかなか麓まで辿りつけません。それにしても、来た時に通った道や目印だった鉄塔が、どこにも見当たらないのが恐ろしい。

グーグル先生のナビによれば、市街地までは百メートルも無いぐらいの距離。実際、住宅地も視認できている。でも、下る道が無い…!

………………。

たぶん下山にかかった時間は40分程度? 1時間以上はさ迷っていた感覚でした。

必死に下山した結果、なんとか月極駐車場の裏手に出ました。登山口でもなんでもない場所です。ついに長峰山から脱出…。

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大月台にある公園で休憩。泥まみれのジャージや蜘蛛の巣だらけの顔を水道で洗う。

独り反省会。いったい何を間違えたのか? 初心者が軽装で、初めて登る山へ入った時点で大間違いなのですが、それは猛烈に反省しました。しかし、紹介しているサイト様の写真やら記事やらを見た限り、摩耶山と比較してもそんなに難易度の高い登山道とは思えなかったんですよね。やっぱり単純に、途中で道を間違えたんだろうか?

その後もスマホで調べていると、衝撃の事実が発覚。長峰山登山道、斜面崩落で通行止めになってる…。なるほど、篠原側の登山口はたしかに立ち入り禁止でした。う~ん…けど、大月台の登山口は普通に入れたし、注意書きも見当たらなかったんだけどな。

とは言え、登山道は荒れ放題で最近、人が歩いた形跡も無かったんだし、そこは自分で調べて察しろということでしょうね。

正直、迷った原因は未だによくわからないんですけどね。登山道が崩落して消えていたのかもしれない。単に道を間違えたのかも。いずれにせよ下調べは大切ってことですなー。

あと(初心者が)登山道を外れては絶対にダメですね…。こんなことは常識中の常識なのに、少年時代よく摩耶山で遊んだ経験があったせいで、すっかり私は山のことを甘く考えていたようです。山は怖い。

 

今日の登山ルート。

篠原伯野山町登山口→立ち入り禁止→大月台登山口→長峰山で門前払い→どこぞの駐車場

 

しばらくは摩耶山で精進します。